アブストラクト(32巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 純チタンならびにチタン合金のクラスプ用材料としての可能性について
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 今井崇隆
Authors(kana) : いまいむねたか
Organization : 神奈川歯科大学有歯顎補綴学講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 32
Number : 1
Page : 125-126
Year/Month : 1997 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 パーシャルデンチャーの構成要素の一つであるクラスプは現在臨床で利用されている最も普遍的な支台装置である. この中でも鋳造鉤は多くの利点をもち, 日常の臨床においても利用される機会が少なくない. また, 鋳造鉤用の材料もCo-Cr合金, 白金加金, 金銀パラジウム合金などが用いられているが, 資源問題やアレルギー問題から純チタンやチタン合金の利用が考慮され始めてきた. 今回著者らは, 未だ明瞭な回答のでていない純チタンおよびチタン合金の鋳造鉤用材料としての可能性を検討するため実験を行った. 実験は下顎第二大臼歯設計したAkers Claspを対象として, 2種類の純チタン, チタン合金, Co-Cr合金ならびにPt-Au合金を用いて, モーダル解析による共振周波数の解析, 動態の観察を検討した. また, 振動特性を把握するため, 長さ20mm, 15mm, 10mmの3種, 太さ2種, 計6種のクラスプアームを製作, 動的荷重を加え共振量の測定を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :