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アブストラクト(30巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | アミノ酸ラセミ化法による歯からの年齢推定におけるpHによる影響 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 山岸光男 |
Authors(kana) : | やまぎしみつお |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科法医学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 30 |
Number : | 1 |
Page : | 112-113 |
Year/Month : | 1995 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容要旨」 年齢推定は, 法医歯科学上, 重要な検査項目の一つであるが, 現在, 歯からの年齢推定法で最も信頼性のあるのは, 象牙質中のアミノ酸のラセミ化反応を利用する方法と思われる. ラセミ化反応の反応速度は環境温度によって左右されると考えられている. しかし, その速度は湿度・pHにも影響されることが指摘されている. 研究の目的は, 身元不明死体の年齢鑑定を行うにあたり, 検体が室内や大気中に乾燥放置または水中や土中に遺棄されていることがある. しかし, どのような環境下でも死亡時の正確な年齢が要求される. そこで, アミノ酸ラセミ化法による歯からの年齢推定において, 歯をpH4, pH9, 水中および乾燥状態に放置し, 象牙質アスパラギン酸のラセミ化反応(ラセミ化率)がどの程度進行するか, また, 実際の鑑定に用いることができるか否かを検討したものである. 検査材料は, 39名(78歯)の下顎左右中切歯を用い, 一方を加熱歯に, 他方を対照歯すなわち非加熱歯とし, それぞれについてD/L比を求め, その差を加熱による増加したD/L比とみなした. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |