アブストラクト(29巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 成長に伴う下顎頭の血管構築および微細血管に関する形態学的研究 - ラット, イヌを用いて -
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 寺田仁
Authors(kana) : てらだひとし
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔解剖学第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 29
Number : 3
Page : 276-277
Year/Month : 1994 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 本研究は成長・発育過程における下顎頭の血管系の特徴を明らかにする目的で, 生後3日~4週齢のラットおよび1~2週齢の幼犬を用い, 1. 下顎頭関節軟骨に頭表層より侵入する血管系と 2. 軟骨内骨化に伴い下顎頭関節軟骨の石灰化層に骨髄側から侵入する血管系の血管構築と微細構造について, 墨汁注入標本, 血管鋳型標本, 超薄切片等を作製し, 光顕, 走査型電顕, 透過型電顕を併用して検索を行ったものである. 1.については比較観察のため上腕骨頭も用いた. 1. 下顎頭表層から侵入する血管系について 1)軟骨管内血管の経時的変化(ラットを用いて):生後3日齢ラットでは下関節腔が未完成であり, 下顎頭表層から多数の血管が関節軟骨に侵入していたが, これらは5日齢を境として減少していくものであり, 3週齢のもので極めて稀に, 関節円板付着部付近に軟骨管および管内の血管が観察されたのを最後に, それ以後は決して認められないものであった.
Practice : 歯科学
Keywords :