アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 支台装置差による片側遊離端義歯の動態分析
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 藤澤國興
Authors(kana) : ふじさわくにおき
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第I講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 25
Number : 1
Page : 142-144
Year/Month : 1990 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 日常の臨床において, 片側2歯欠損の遊離端症例は義歯の不安定による機能低下や支台歯の損傷等の問題を惹起しやすい. その解決法として種々な補綴装置の応用がなされているが, その良否との判断基準となる機能時の動態は明らかではない. またこれらの補綴装置に対して, 多くの角度から基礎的な動態解析がなされているが, 実際の臨床に応用する設計基準を求めるには決め手に欠けている. 本研究では, モーダル解析法およびリニア値分析法を応用して, 下顎右側第1大臼歯, 第2大臼歯欠損の片側遊離端欠損症例に対して, コーヌステレスコープデンチャー, ミニダルボを応用したアタッチメントデンチャー, 片側処理, 両側処理をしたクラスプデンチャーの機能時の義歯の動態と支台歯の受ける衝撃の値を求め, 各補綴装置の設計理論と実際の動態を比較検討し, 以下のような知見を得た. 1. 各補綴装着時の固有振動数およびアニメーションの観察結果より, モード#1は補綴装置を含めた系全体の振動モード, モード#2は支台歯自体の振動モード, モード#3はレジンまたは, 義歯のメタルフレームの振動モードであることがわかった.
Practice : 歯科学
Keywords :