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アブストラクト(25巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 咬筋小胞体カルシウム輸送系に対するCompound 48/80の効果 |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 小田島千里 |
Authors(kana) : | おだじまちさと |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科薬理学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 25 |
Number : | 1 |
Page : | 139-140 |
Year/Month : | 1990 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 咬筋から単離された筋小胞体(SR)によるATP依存性Ca2+ uptakeは, Ca2+によって活性化されるATP加水分解と化学量論的に強く共役している. しかし, SRのcalmodulin依存性反応を抑制した場合, Ca2+ uptakeとATP加水分解との共役がはずれることから, この原因がcalmodulin制御性Ca2+チャンネルからのCa2+放出増大にあると推定されている. 本研究は, 強力でかつ特異性の高いcalmodulin依存性反応阻害薬であるcompound 48/80を用い, 咬筋SRのCa2+輸送系に対する膜結合calmodulinの役割を詳細に検討することを目的として計画されたものである. この研究から得られた結果は, 以下のように要約できる. 1. calmodulin阻害薬であるcompound 48/80の比較的低濃度(10μg/ml)は, 咬筋SRのCa2+-ATPase activityとoxalate-supported Ca2+ uptake velocityの活性-pH関係に影響を与えることなしに, oxalate-supported Ca2+ uptake velocityのみを低下させた. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |