アブストラクト(21巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 固定性架工義歯ポンティック基底面が歯槽堤粘膜におよぼす影響に関する実験的研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 大友孝恒
Authors(kana) : おおともたかつね
Organization : 東北歯科大学歯科補綴学第1講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 21
Number : 1
Page : 131-133
Year/Month : 1986 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」固定性架工義歯のポンティック基底面の材質および形態が, 歯槽堤粘膜に対していかなる影響をおよぼすかを明らかにするため, 実験的に金銀パラジウム合金, 白金加金合金, 金属焼付用陶材, 加熱重合アクリリックレジンの各材質と非接触型, 接触型, 圧迫型の形態を組み合わせたポンティックを有する固定性架工義歯を成人男子の被験者の口腔内同一部位に装着し, それを撤去した後のポンティック基底面ならびに歯槽堤粘膜を肉眼的および走査型電子顕微鏡によって観察して, つぎの如き結果を得た. 1. ポンティック基底面の材質に金銀パラジウム合金を使用した固定性架工義歯による影響を経時的に観察すると, 基底面付着歯垢は, 非接触型, 接触型とも2日後で球菌を主体とする細菌の付着が認められ, さらに4日後ではこれらの細菌が増殖し, とくに接触型の場合, 糸状菌が多くみられた. また, 7日から14日と時間の経過にしたがって, 厚い細菌叢の形成が認められた.
Practice : 歯科学
Keywords :