アブストラクト(19巻3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Hypothalamic nuclei related to circadian rhythmicity in dentinogenesis of the rat incisor
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 芦田治
Authors(kana) : あしだおさむ
Organization :
Journal : 神奈川歯学
Volume : 19
Number : 3
Page : 315-316
Year/Month : 1984 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 生体リズムは, 生物の体内時計と外部環境の相互作用によって形成される. そのなかでも, 生体の重要な生理的機能は24時間を周期とするサーカディアンリズムに基づいているといわれ, 歯の形成機構もサーカディアンリズムと密接な係りがあると考えられる. 本研究は, ウィスター系成熟ラット200匹を用い, アクチノマイシンDあるいは電極による視床下部の核を破壊した群, 大脳基底核を破壊した群およびレセルピン投与を行った群とに分け, 手術後約1週間の下顎切歯の象牙質形成の日周リズムの変動を観察した. 象牙質のタイムマーカーとしてPb-EDTAを毎日正午に腹腔内注射した. 手術後約1週間で屠殺し, 脳と下顎切歯の連続切片をつくり, 脳の破壊部位と象牙質の日周リズムの変動について検索した. その結果, 残存ラットの少数例からは, 視床下部の内側核と外側核の相関および象牙質形成の日周リズムとの関係を明確にできなかった.
Practice : 歯科学
Keywords :