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アブストラクト（18巻1号：神奈川歯学）
Japanese
| Title ： | 単純ヘルペスウウィルスにおけるエンベロープの抗原性に関する研究 |
|---|---|
| Subtitle ： | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
| Authors ： | 菅沼宏行 |
| Authors（kana） ： | すがぬまひろゆき |
| Organization ： | 神奈川歯科大学口腔細菌学教室 |
| Journal ： | 神奈川歯学 |
| Volume ： | 18 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 111-112 |
| Year/Month ： | 1983 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 神奈川歯科大学学会 |
| Abstract ： | 「論文内容の要旨」 単純ヘルペスウィルス粒子は, 内部にDNAのコア, それを包む正20面体のキァプシド, 一番外側にエンベロープを持つ. 増殖サイクルは, エンベロープによって宿主細胞に吸着, 侵入し, 核内ウィルスDNAが合成され, 宿主DNAは核周辺部へ押しやられる. 細胞質内で合成されたウィルス構造蛋白は核内へ運ばれ, DNAを包みこんでウィルス粒子が構成される. この段階のウィルス粒子は, まだ不安定で感染性を欠いている. 続いてこのエンベロープをもたないウィルス粒子は, 核膜を通って細胞質へ移動する際にその一部を被って成熟し, エンベロープをもつ感染性粒子となり, 細胞質外へ放出される. このようにウィルス粒子の安定性および感染性に関係が非常に深いエンベロープの由来は, 宿主細胞の核膜であろうと考えられている. Watson, Niiらは, 単純ヘルペスウィルスが, その増殖の過程で宿主細胞の抗原をエンベロープに取り入れると電顕的所見より述べている. |
| Practice ： | 歯科学 |
| Keywords ： |
