アブストラクト(17巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : イヌ頭部の周波数分析に関する研究
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 日笠不二夫
Authors(kana) : ひがさふじお
Organization : 神奈川歯科大学歯科補綴学教室第一講座
Journal : 神奈川歯学
Volume : 17
Number : 1
Page : 156-157
Year/Month : 1982 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容の要旨」 顎口腔系の物理的性状を音響や振動を利用して解明し, 診断や処置方針に役立たせようとする試みが近年盛んになってきた. 歯の共振点測定, 頭蓋の共振点測定, 咬合音の分析など種々な方法や観点から研究が行われている. これらの研究の内, 歯の共振点測定以外のものはtransducerとしてマイクロホンを使用しているものが多く, 皮膚上から測定する場合が多いので, 外部騒音や軟組織の存在が測定値に影響をあたえていることが多い. したがって, 衝撃を歯にあたえた場合の振動の減衰状態や頭蓋での周波数特性を求めるのは, 加速度ピックアップを測定点に固定して直接頭蓋の特性を知ることが大切である. 筆者はこの考え方にもとづいて, 歯を介して頭蓋に伝達される振動の性状, とくに頭蓋各部の測定点と周波数特性の関係を求めるために以下の実験を試みた. イヌ頭部の6ヵ所の頭蓋骨中に加速度ピックアップをネジ止めして測定点とし, 最初は軟組織の付着した状態で測定後, 顎関節部以外の軟組織を除去して前者と同様な測定を行った.
Practice : 歯科学
Keywords :