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アブストラクト(15巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | A study on the formation of rhythmic imbrication lines in dentin of the mandibular incisor of rats. (ラット下顎切歯象牙質の日周期性発育リズムの形成機序に関する研究) |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 渡邊宣孝 |
Authors(kana) : | わたなべのぶたか |
Organization : | |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 15 |
Number : | 1 |
Page : | 135-136 |
Year/Month : | 1980 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容の要旨」 1938年, 岡田, 三村は酢酸鉛注射による硬組織内描記法を用いて, 家兎下顎切歯の脱灰横断切片をヘマトキリシンで染色し, 象牙質に規則正しい日周期性を示す縞模様を観察した. すなわち, ヘマトキリシン濃染層が昼間形成され, 淡染層は夜間形成されることを証明し, これが血液予備アルカリ量の変動に起因するものと結論している. ラットにおいても同様の縞模様が存在する. 本論文はこの日周期性縞模様の形成機構について検索するため, Wistar系ラットを用い, 光と食餌の影響, 近時光と関係があり, 体内時計の調節器官として注目されている松果体の摘出による影響, 昼夜における切歯象牙質の形成速度の検討, および血液ガス分析による縞模様と血液予備アルカリ量の関係について検討した. さらに, 日周期性縞模様の形態発生を検索するため, 象牙質の基質と歯髄について組織化学的, 螢光学的に検索し, 次の結果を得た. 1)松果体摘出群および無処置群共に, 短期間の連続照明, 連続暗黒, 明暗逆転, 眼球摘出等の光条件の変動によっては, 縞模様のリズム, および象牙質の形成速度に変化を認めない. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |