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アブストラクト(9巻2号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 歯科領域における組織培養の応用と現況 |
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Subtitle : | 総説 |
Authors : | 大森庸 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学薬理学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 9 |
Number : | 2 |
Page : | 58-70 |
Year/Month : | 1974 / 9 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「はじめに」 最近組織培養法の発展に併ない, 口腔領域においても諸組織の培養も確実に実施し得る状態となり, 口腔粘膜, 唾液腺, 歯髄, 歯胚, あるいは, 歯牙, 骨などの硬組織の形成機構ないし代謝機序が解明されつつある. 又, 歯科領域における組織培養の総説(葛西)がすでにあり, このことを参考にして, 組織培養の小史と現況を加えて, 歯学研究方面で広く応用研究されていることについて紹介したい. 「組織培養の歴史」 組織培養を行っている研究者達は, 創始者を, Ross, G.Harrisonとすることに異論はない. それ以前には, 19世紀の後半, Von Rechlingshansenが, 両棲類の血球を35日間も生存させた記録がある. 又, 組織構造をもった生体の一部を初めて体外培養したのは, 発生学者Rouxで, ニワトリ胚の神経板の組織を塩類溶液の中に保温し, 神経管の閉鎖は一次的に神経管を構成する細胞そのものの固有の働きによるもので, 隣接した他の組織の機械的圧力によるものではないことを証明した. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |