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アブストラクト(5巻1/2号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 軟体動物巨大神経細胞生理学 - その利点と哺乳動物生理学への位置づけ |
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Subtitle : | 総説 |
Authors : | 竹内宏 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学口腔生理学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 5 |
Number : | 1/2 |
Page : | 1-10 |
Year/Month : | 1970 / 9 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「I はじめに」 著者が数年前軟体動物巨大神経細胞の電気生理を学ぶためにマルセーユのArvanitakiの研究室を訪れた時, 実はこの材料に対して半信半疑だつた. それまで日本で薬物痙攣の仕事をしていた著者は, その機制を細胞レベルで研究するためにこの材料を選んだのであったが, 高等動物に見られる痙攣の解析に軟体動物の神経細胞を使って果して両者の間に<<対応>>が見られるかどうか, これが当時の著者の卒直な疑問であった. そのまま著者は足かけ六年の歳月を, マルセーユで過した. この長逗留の大きな理由は, 何と云ってもこの巨大神経細胞の持つ魅力であった. 先ず著者は, 神経細胞の機能的な諸性質が, 細胞の種類によっていかに異なるかを知った. 次に細胞体の神経膜は軸索のそれのように均一的にしかも一定の膜電位を持って静止しているものではなく, その膜電位は一定のリズムで変動し, あるものでは規則正しい<<自発発火>>を行なっており, この自発発火はシナプス性興奮伝達とともに, 神経細胞の2大機能と考えねばならぬことを学んだ. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |